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分解洗浄しないエアコンクリーニングのメリット・デメリット

エアコンクリーニングには「完全分解洗浄」と「分解洗浄」と「分解しない簡易クリーニング」の3種類があります。本記事では、分解洗浄しないエアコンクリーニングのメリット・デメリットを詳しく解説し、分解しないことで逆に悪化するケースについても紹介します。
分解洗浄しないエアコンクリーニングのメリット
① 短時間で清掃が完了する
分解作業が不要なため、通常1時間以内でクリーニングが完了します。忙しい方や急ぎで掃除をしたい方に最適です。
② 費用が安い
分解洗浄に比べて作業工程が少ないため、価格が安く抑えられます。業者にもよりますが、分解洗浄と比べて5,000円〜10,000円ほど安い ケースが多いです。
③ エアコンに負担をかけにくい
分解時の破損リスクがないため、部品へのダメージを最小限に抑えられます。特に古いエアコンやメーカー保証が気になる場合に安心です。
④ 軽度の汚れなら効果がある
フィルターや表面のホコリを除去するだけで、一定の冷暖房効率向上や臭い軽減が期待できます。また定期的に分解洗浄クリーニングをされていて内部に固まったほこりやカビなどが少ない場合は、メンテナンスとして活用するのに適しています。
分解洗浄しないエアコンクリーニングのデメリット
① 内部のカビや汚れが完全に除去できない
簡易クリーニングでは、送風ファンや熱交換器の奥のカビや汚れが残る可能性が高く、臭いや健康リスクが改善しきれない場合があります。
② 洗剤や水が届かない部分がある
内部の奥深くまで洗浄できないため、ドレンパン(結露水を受ける部分)や排水ホースの汚れが残ることがあります。 これが詰まりや水漏れの原因になることも。
③ 汚れがエアコン内部に押し込まれる可能性
表面の汚れを拭き取る・分解せず送風ファンを高圧洗浄するだけでは、ホコリやカビが内部に移動し、かえって悪化するケースもあります。
④ 効果の持続期間が短い
分解洗浄に比べて、クリーニングの効果が持続しにくい ため、頻繁に掃除が必要になる可能性があります。
分解しないことで逆に悪化するケース
🔴 カビやホコリがエアコン内部に残り続ける
送風ファンの奥にカビが残ったままだと、運転時にカビの胞子を室内に撒き散らしてしまう 可能性があります。
🔴 熱交換器の目詰まりで冷暖房効率が低下
分解しない状態で高圧洗浄すると、綺麗にするどころか逆に熱交換器や送風ファンにホコリが詰まる事も。そうするとエアコンの冷却能力が落ち嫌な臭いが発生し、余計な電気代がかかる ことに。
🔴 排水ホースの汚れが原因で水漏れが発生
ドレンパンや排水ホースの汚れが放置されると、水漏れや異臭の原因になる ことがあります。
結論:分解洗浄なしのクリーニングは状況に応じて使い分ける
✅ 軽度の汚れや定期的なメンテナンス → 分解なしクリーニングでOKな場合もある
⚠ カビ臭や汚れがひどい場合 → 分解洗浄or完全分解洗浄が必須
エアコンの使用環境や汚れ具合に応じて、適切なクリーニング方法を選びましょう。
固まったほこりやカビがある場合は「分解洗浄」では落としきれない場合があります。その場合は「完全分解洗浄」をおすすめいたします。