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プロが教える春の掃除のコツ!花粉・ホコリ対策で快適空間に!

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春はポカポカと過ごしやすい反面、花粉やホコリが大量に飛散する季節です。
日本人のアレルギー性鼻炎(花粉症やハウスダストなど)は年々増加しており、近年では子どもの発症も目立ってきています。実際、過去20年でスギ花粉症の有病率は約2.5倍に増加し、軽い症状も含めれば約3人に1人がアレルギー性鼻炎に悩まされていると言われます。
鼻水やくしゃみ、目のかゆみといった症状は生活の質(QOL)を下げてしまい、子育てや仕事にも支障が出ることも…。そこで大切なのが、春の掃除花粉対策です。本記事ではハウスクリーニングのプロの知見をもとに、春に実践したい掃除のコツと花粉・ホコリ対策をご紹介します。

掃除の重要性にも触れますので、ぜひ快適な住環境づくりの参考にしてください。

春は花粉とホコリが大量発生!掃除が重要な理由

【春はホコリの季節】実は春先は一年の中でもホコリが多くなる時期です。
寒暖差が大きく空気が乾燥しがちな春は風が強い日も多く、舞い上がった塵が室内に入り込みます。さらに春は引っ越しや衣替えのシーズンでもあり、収納から出した衣類の繊維クズや荷物の埃が増えるタイミングです。こうした要因で、放っておくと室内にはホコリが積もりやすくなります。

【花粉シーズン到来】同時に春はスギやヒノキの花粉シーズンでもあります。
や気候によって差はありますが、スギ花粉は2~4月頃ヒノキ花粉は4~6月頃に飛散します。花粉は屋外だけでなく家の中にも侵入し、床や家具、寝具などあらゆる場所に付着します。特に子育て世帯では、子どもは大人より床に近い場所で過ごす時間が長いため、積もったホコリや花粉の影響を受けやすい点に注意が必要です。

花粉症の発症を防ぎ、家族が快適に過ごすためにも、花粉やホコリを徹底的に除去する春の掃除が重要なのです。

花粉・ホコリを家に持ち込まない工夫

いくら掃除をしても、生活する以上どうしても外からホコリや花粉が入り込んでしまいます。ただし、**ちょっとした工夫で花粉やホコリの侵入を最小限に抑えることが可能です。**以下のポイントに気を付けてみましょう。

  • 玄関で花粉をシャットアウト: 外出先から帰宅したら、家に入る前に服や髪についた花粉を払い落としましょう。玄関先で上着を脱ぎ、バサバサ振って花粉を落としてから持ち込むだけでも室内への飛散をかなり防げます。帽子やマスクを着用する習慣も有効です。特にコートや帽子は玄関で脱ぐようにし、リビングに花粉を持ち込まないことが大切です。

  • 帰宅後すぐの洗浄: 家に入ったら手洗い・うがい・洗顔を徹底しましょう。できればシャワーで花粉を洗い流すのがおすすめです。お子さんも外遊び後はすぐ洗ってあげることで、体や髪についた花粉をリセットできます。

  • 換気はタイミングを選ぶ: 花粉シーズン中は闇雲に窓を開けっぱなしにせず、換気する時間帯を工夫しましょう。一般に早朝は花粉が少ないため換気に適しています。5~10分ほど短時間でサッと行い、換気中はレースカーテンを閉めておくと花粉やホコリが直接室内に入るのを防げます。換気後はカーテンに付着した花粉を掃除機や粘着ローラーで除去しておきましょう。

  • 室内干しの活用: 花粉が多い日は洗濯物は部屋干しに切り替えるのが無難です。どうしても外干ししたい場合は、取り込む前に外でしっかり叩いて花粉を落としてから取り込みます。布団や毛布も同様で、花粉シーズンは天日干しより乾燥機や布団乾燥機を使うか、干した後によくはたいて掃除機をかけると安心です。

  • 空気清浄機の併用: 室内の浮遊するホコリや花粉対策には空気清浄機も有効です。特にソファやベッド、カーペットなど布製品が多い部屋ではホコリが舞い上がりやすいため、空気清浄機を設置すると良いでしょう。空気清浄機自体も定期的にフィルター掃除をして、本来の性能を維持してください​。

こうした「持ち込まない工夫」を心がけるだけで、日々の掃除がぐっと楽になります。それでも完全に花粉ゼロにするのは難しいため、次章では効果的な掃除方法を見ていきましょう。

花粉・ホコリ対策の掃除のコツ

花粉やホコリをしっかり除去するには、掃除のやり方にもポイントがあります。闇雲に掃除機をかけたり埃を払ったりすると、かえってアレルゲンを舞い上げてしまうことも…。以下、プロが推奨する掃除のコツをチェックしましょう。

  • ホコリ・花粉がたまりやすい場所を重点掃除: 室内の花粉やハウスダスト(ホコリ)は目線より下の高さ、特に床や低い場所に約8割がたまると言われています。床はもちろん、背の低い家具の上や隙間、玄関・廊下・トイレの床隅、布団・ベッド周り、ソファ下などは花粉やホコリの温床です。これらの低い場所・狭い場所を意識して念入りに掃除しましょう。特に部屋のや家具の下は見落としがちなので要注意で。

  • 掃除するベストな時間帯: ホコリや花粉は人の動きで舞い上がるため、人がしばらく動いていなかった後に掃除するのが効果的です。おすすめは朝一番家族が外出した直後。朝は一晩じっとして落ち着いたホコリを取り除けますし、日中誰もいなかった部屋に帰宅してすぐ掃除するのも◎です。逆に人の出入りが多い時間帯はホコリが舞いやすいので避けましょう。「毎朝は大変…」という場合でも、週末の朝などにまとめて掃除するなど習慣化すると効果があります。

  • 掃除中に舞い上げない工夫: 掃除の際はホコリや花粉を舞い上げないことが大切です。掃除機の使用は最小限に留め、まずはフローリングワイパーやモップでホコリを吸着除去しましょ。特にウェットタイプのシートや湿らせた布で拭き取る「ウェット掃除」をすると、ホコリが空気中に舞うのを防げます。実際、乾いたホコリは乾いたまま取るのが基本ですが、花粉対策としては湿らせて拭く方が効果的とされています。掃除機を使う前にひと拭きするだけで舞い上がり方が格段に違います。

  • 掃除機を使うコツ: ホコリ取りの後、仕上げに掃除機を使う際は窓を閉め、エアコンや扇風機もOFFにして行いましょう。強い気流があるとホコリが舞ってしまうためです。また掃除機の排気で微細な塵が再放出される場合もあるので、できればHEPAフィルター付きの掃除機を使うか、空気清浄機と併用すると安心です(※最新の掃除機は排気もクリーンなものが多いです)。どうしても古い掃除機しかない場合は、前述の通り拭き掃除を丁寧に行うことでカバーしましょう。

  • マスクとゴーグルの着用: 花粉症の方やホコリに敏感な方は、掃除中にマスクと**眼鏡(ゴーグル)**を着用してください。意外と掃除中にホコリを吸い込んで症状が出てしまうケースは多いものです。プロの清掃員もマスクや保護メガネを着用しますので、ぜひ取り入れてみてください。お子さんと一緒に掃除する時も、子どもにマスクをさせるか、寝ている間にサッと掃除を済ませるなど工夫すると良いでしょ。

以上のポイントを押さえれば、花粉やホコリを効率よく除去できるはずです。
特に「低い場所中心」「湿らせて拭く」「朝に掃除」の三拍子は、花粉症持ちの家庭では新常識とも言えるテクニックです。

【舞い上げない→溜まったところを逃さない】掃除で、お部屋の空気をクリーンに保ちましょう。

エアコン掃除は必須!快適&清潔な空気のために

【エアコン内部にも花粉やホコリ】忘れてはならないのがエアコンの掃除です。
エアコンは室内の空気を循環させるため、フィルターや内部にホコリや花粉がたまりやすい家電です。花粉シーズン中にエアコンをつけると、床に落ちていた花粉やホコリを風で巻き上げてしまうことがあります。
さらに、フィルターやエアコン内部に花粉が付着していると、運転のたびにそれらを部屋中にまき散らす結果にもなりかねません。せっかく床掃除を頑張っても、エアコンが汚れていては台無しですよね。

【エアコンの健康リスク】エアコン内部にホコリが詰まったままだと、冷暖房の効率低下嫌なニオイの原因になるだけでなく、健康面でもリスクがあります。特に湿気の多い季節を経たエアコン内部ではカビが繁殖しやすく、放置するとそれが風で部屋中に撒かれてしまいます。
エアコン由来のカビとして知られる「トリコスポロン」は過敏性肺炎などアレルギー症状の原因となり得る厄介なカビです。同じくアスペルギルス(黒カビの一種)もエアコン内部で増殖すると、喘息のような咳や発熱を引き起こすケースがあります。実際に、エアコン内部のカビや細菌がアレルギー性鼻炎・咳・喘息の原因になることも報告されています。小さなお子さんやアレルギー体質の家族がいる場合、エアコンの清潔さは特に注意すべきポイントです。

【自分でできるエアコン掃除】では、エアコンのお手入れはどうすればよいのでしょうか?
基本はフィルター掃除です。エアコンの前面パネルを開けるとフィルターが見えますので、月に1回を目安に取り外して掃除しましょう。掃除機でホコリをしっかり吸い取り、水洗い可能なタイプなら洗って乾燥させてから戻します。掃除前にエアコン下に新聞紙や袋を敷いておくと、落ちたホコリを後でまとめて捨てられて便利です。また、ホームセンター等で売っているエアコン用スプレークリーナーを使えば、熱交換器(フィン)に付着した汚れをある程度洗浄できます。使用方法に従ってスプレーし、汚水を受けるために下にビニールを敷くなどすれば簡易清掃が可能です。抗菌・防カビ効果のあるエアコンフィルターシートをフィルターに貼り付けておくのも、花粉やホコリのキャッチに有効です。

【プロのエアコンクリーニングのすすめ】
フィルター掃除だけでもかなり違いますが、エアコン内部の送風ファンや奥の熱交換器にこびり付いたカビ・埃は家庭では完全に取り切れません。最近はお掃除機能付きエアコンも普及していますが、それでも内部の細かな汚れは残るため過信は禁物です。そこで検討したいのが年1回程度のプロによるエアコンクリーニングです。エアコン内部の分解洗浄は専門の業者でないと難しいですが、半年~1年使ったエアコン内部には想像以上に汚れが溜まっています。プロの高圧洗浄なら、フィンやファンに付着した頑固なホコリ・カビまでスッキリ除去可能です。エアコン内部が清潔になると、吹き出す空気も断然クリーンになりますし、冷暖房の効きも良くなって電気代の節約にもつながります。一度汚れたまま使い続けていたエアコンをプロ清掃したら「空気が爽やかになった」「嫌な臭いが消えた」「くしゃみが出なくなった」という声も多いですよ。

お子さんのいるご家庭では「エアコンの風=子どもが毎日吸う空気」そのものです​。花粉やホコリの時期こそエアコンの内部まできれいにして、安心して過ごせる快適空間を維持しましょう。

まとめ ~春の掃除で家族の健康と快適空間を守ろう~

春の掃除と花粉対策のポイントを振り返ります。花粉やホコリを持ち込まない工夫舞い上げない掃除術で、グッと家の中のアレルゲンを減らすことができます。そして忘れてならないのがエアコンの徹底掃除です。フィルターをこまめに掃除し、必要に応じてプロのクリーニングも活用することで、見えない部分まで清潔に保てます。これらを実践すれば、つらい花粉シーズンでも家の中では快適に過ごせるはずです。

子育て世帯にとっても、毎日過ごす住環境の清潔さは子どもの健康に直結します。花粉症でお悩みの方はもちろん、「まだうちは誰も花粉症じゃないから…」という場合も、早めの対策で発症予防につなげましょう。プロのコツを取り入れた春のお掃除で、家族みんなが笑顔で過ごせる心地よい空間を手に入れてください!


よくある質問と回答(FAQ)

Q1. 春に大掃除をするメリットは何ですか?
A: 春は花粉やホコリが増える季節のため、大掃除をすることでアレルゲンを一掃できます。冬の間に溜まったホコリをリセットし、新年度を清潔な環境でスタートできる利点もあります。特に春先は花粉症の症状が出やすいので、家の中の花粉を減らすことでくしゃみ・鼻水などの軽減が期待できます。また、換気しながら掃除しやすい気候である点もメリットと言えるでしょう。

Q2. 花粉症の人が掃除する際に気を付けるべきことは?
A: 一番のポイントは花粉やホコリを舞い上げない工夫です。掃除の前にマスクと眼鏡を着用し、できるだけ湿らせた布やワイパーで拭き掃除をしてから掃除機を使いましょう。乾いたホコリをいきなり掃除機で吸うと細かい花粉が舞ってしまいがちです。また、掃除機の排気にも注意が必要なので、可能であればHEPAフィルター付きの掃除機を使うか、拭き掃除→掃除機の順番を徹底してください。掃除中は窓やドアを閉め、エアコン・扇風機も止めて空気の流れを抑えるとより安心です。

Q3. エアコンのフィルターはどれくらいの頻度で掃除すべきですか?
A: エアコンフィルターは月に1回程度の掃除が推奨されています。ホコリが可視化できなくても意外と汚れているものです。掃除機でホコリを吸い取った後、水洗い可能な機種ならシャワーなどで洗ってしっかり乾かしてから取り付けましょう。フィルターが目詰まりしていると冷暖房効率の低下やカビ発生にもつながるため、定期的なお手入れを習慣にしてください。

Q4. エアコンはプロにクリーニングしてもらった方が良いのでしょうか?
A: はい、可能であれば年に1回プロのエアコンクリーニングを利用するのがおすすめです。家庭では届かないエアコン内部(送風ファンや熱交換器)のカビや埃まで徹底的に洗浄してもらえます。特にお掃除機能付きエアコンでも取り切れない微細な汚れがありますし、長く掃除していないエアコンほど内部に汚れが蓄積しています。プロに任せるとエアコンの風のニオイやホコリっぽさが解消し、アレルギー症状の軽減にもつながります。小さなお子さんや花粉症の家族がいる場合は、プロの力を借りてでも空気をキレイに保つ価値は大きいでしょう。

Q5. 室内に花粉をできるだけ入れないための対策はありますか?
A: 花粉を「吸わない・付けない・持ち込まない」ことが基本方針です。具体的には、外出時はマスクや眼鏡、帽子を着用して花粉を吸い込まず付着させない。帰宅時は玄関で上着を脱いで花粉を払い落とし、すぐに手洗い・洗顔・着替えを行って体に付いた花粉を落とします。室内では空気清浄機を稼働させ、換気は花粉の少ない早朝に短時間行うと良いでしょう​。洗濯物も花粉の多い日は部屋干しにするなど、家に花粉を入れ込まない工夫をすることでかなり防げます。完全にゼロにはできませんが、こうした対策で持ち込まれる量を最小限に抑えることができます。

 

参考文献(出典)

[1] 環境省 花粉症環境保健マニュアル(2019年)https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/manual/2019_full.pdf
[2] Panasonic公式「花粉と暮らし」https://panasonic.jp/life/air/170103.html
[3] 日本アレルギー学会「花粉症ガイドライン2023」
[4] おそうじ本舗「花粉対策掃除のコツ」
[5] くらしのマーケットコラム(部屋干し対策)
[6] LIXIL 住宅換気ガイド(快適な換気のタイミング)
[7] ダイキン 空気のトリセツ
[8] 日本生活協同組合連合会「掃除の順番と注意点」
[9] ユアマイスター「掃除のタイミングと効果」
[10] クイックル「ウェットシート活用術」
[11] シャープ公式 空気清浄機比較資料
[12] ダイキン お手入れガイド
[13] ユアマイスター エアコン清掃特集
[14] スキマハウスクリーニング作業レポート


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